不用品回収業者の方でWeb集客をしてみたいけどやり方が分からないという方もいるのではないでしょうか?
不用品回収のWeb集客方法には様々な方法がありますが、効果的な施策やそれぞれのポイントを知っておくことで、スムーズに進められます。
株式会社deltaでは、不用品回収業者様のWeb集客支援を多く行っているため、どのように集客を進めればいいのかというノウハウがあります。
そこでこの記事では不用品回収業者向けのWeb集客方法を8つ紹介します。
目次
不用品回収の集客方法を紹介する前によくある失敗を紹介します。
不用品回収業界は1件当たりの問い合わせの価値が大きく異なる業界です。例えば、単品の不用品回収であれば数千円の売上しか出ませんが、ゴミ屋敷の問い合わせを取れば数十万の売り上げが期待できます。
このような業界の知識を持たないまま集客をしてしまうと、単価の低い問い合わせばかり獲得するということにもなりかねません。
そのため、しっかりとこのような知識を持った担当者のいる会社に依頼することが大切です。
できるだけ費用を抑えて集客をしたいというのは当然のことですが、外部に依頼する際には予算が少ないとできることが限られてしまいます。
そのような状態で効果的な集客を実現するのは難しいです。そのため、外部に依頼する際には十分な予算を組むか、集客方法のコンサルティングをうけて実行の部分は自分たちで行うという方法があります。
その他にも補助金や融資を活用することで、ある程度予算をつけた状態からスタートするという方法も考えられます。
外部の会社に集客を丸投げすれば上手くいくと考えている方も多いですが、Webでの集客をするにしても現場との連携は重要です。
広告側の数値と現場の数値がずれていることがあるので、意思疎通が取れていないと最適な集客を行うことができません。
また広告で顧客情報を利用することもあるため、その部分での協力は必要になるでしょう。
ここでは不用品回収のWeb集客手法の一覧を紹介します。
MEO対策とは地域名のキーワードで上位表示を目指すという集客手法になります。
Googleビジネスプロフィールに登録して、定期的に投稿と写真を更新することである程度は対策することができます。
Googleビジネスプロフィールへの登録は無料のため、始めておいて損はないでしょう。
ただ、ビジネスプロフィールからの問い合わせだけで大きく売り上げを伸ばすのは難しいため。サブの集客手法ととらえておきましょう。
不用品回収業者のWeb集客は一括見積もりサイトから始めるという方も多いと思います。
一括見積もりサイトは基本的に成果報酬型がほとんどのため、固定費がかからないのが魅力になります。
あまり予算がない場合はまず一括見積もりサイトに登録するところから始めることをおすすめします。
一方で、一括見積もりサイトは相見積もりになることがほとんどのため、成約率が低くなってしまったり価格競争に陥りがちです。
そのため、一括見積もりサイトである程度売上を上げることができたら、自社での集客にも取り組んでいくということが次の段階では重要になります。
一括見積もりサイトには以下のようなものがあります。
自社でWeb集客に取り組み始める際に一番最初に行うべきなのがリスティング広告になります。リスティング広告は即効性が高いのが魅力の集客手法で、LPを用意すればすぐに始めることができます。
広告費の最低費用などもないため、月10万円からでも開始できます。
一方で、リスティング広告の場合は、広告費が継続的にかかり続けてしまったり、競合企業が出てきたときに単価が高騰してしまうというデメリットがあります。
そのため、リスティング広告もある程度実施して、売上を上げられたらその他の集客手法にも投資していきましょう。
リマーケティング広告は1度サイトを訪れた人を追いかけて広告を出せます。
リスティング広告を始めていれば、サイトへの訪問者のデータが取得できているため、すぐに始めることができます。
一度サイトへ訪問した人は、サービスに興味がある可能性が高いため、リスティング広告よりもCPAが安くなることが一般的です。
次にディスプレイ広告です。リスティング広告が検索キーワードに対して広告を出稿する広告手法だったのに対して、ディスプレイ広告は人や配信面を指定して配信する広告手法です。
まず始めるのにおすすめなのが、類似オーディエンス配信です。類似オーディエンスをターゲティングして配信すると、サイトに訪問した人に似た特徴を持った人に対して広告を配信できます。
また、これまで取得した顧客情報をアップロードすることで、より精度の高い類似配信をすることが可能になります。
類似セグメントをターゲットに追加する – Google 広告 ヘルプ
SEO対策はこれまで紹介した広告とは異なる集客方法で、広告費をかけるのではなく、ウェブサイトにコンテンツを追加することで狙ったKWで上位表示を目指すという手法です。
Web広告とは異なり、すぐに成果がでる手法ではないため時間をかける必要がありますが、数年腰をすえて取り組むことで、継続的に問い合わせを獲得してくれます。
Web広告で安定した売上を上げることができれば、次はSEO対策に取り組むことをおすすめします。
より売上を上げていきたい場合はfacebook広告の活用もしていきましょう。Facebook広告の特徴としては、ターゲティングの精度が高いことです。
Facebookは基本的に実名登録になるため、どのような属性で何に興味を持っているかという情報が蓄積されています。
Facebook広告を始める際には、顧客情報を利用してターゲティングしていくことがおすすめです。
ディスプレイ広告と同様に顧客情報をアップロードすることで、それに類似したオーディエンスを作成することができます。
その他のターゲティングも可能ですが、まずは顧客情報のアップロードから開始していきましょう。
LINE広告もFacebook広告と同様にターゲティングの精度が高いという特徴があります。
LINE広告でもFacebook広告と同様に顧客情報のアップロードができるので、そこから始めていくことをおすすめします。
また、LINEには友だち追加広告という広告手法もあります。
友だち追加広告はCPA100~200円ほどで獲得できるため、費用対効果が高い広告手法になります。
ここでは不用品回収業者のリスティング広告のポイントを紹介します。
リスティング広告を始める前にどのようにキャンペーンという考え方を知っておきましょう。
まず、不用品回収といっても「単品の回収」「遺品整理」「ゴミ屋敷」など、案件によって大きく売上が異なります。
そのため、それぞれの予算は分けて管理する必要があります。
予算を分けて管理することで、それぞれどの程度の広告費をかけて、どのぐらいの費用対効果があるのかというのが分かりやすくなります。
おすすめのキャンペーンの分け方としては
「不用品回収」
「ゴミ屋敷」
「片付け」
「遺品整理」
の4つです。
それぞれに入れるべきキーワードは次に紹介します。
キャンペーンの分け方を理解できたら、次にキーワードの考え方を紹介します。
キーワードには問い合わせにつながりやすいキーワードと繋がりにくいキーワードがあります。
問い合わせにつながりやすいキーワードとしては
「不用品回収 地域名」
「不用品回収 業者」
「不用品回収 費用」
等が主なものになります。
遺品整理やゴミ屋敷、片付けなども同様で、このキーワードをメインに考えていきましょう。
また、
「冷蔵庫 処分」
「洗濯機 処分」
などのキーワードも考えられますが、単品の問い合わせが増えてしまうため、あまりおすすめはしません。
問い合わせの数を増やしたい場合には配信するようにしましょう。
広告文はキーワードとランディングページとの関連性を考えて作成していきます。
ユーザーの行動としてはキーワードで検索して、広告文を見て、LPに移動するという流れなので、この3つの項目の一貫性がないとユーザーは離れていってしまいます。
この3つの一貫性を損なわないようにしながら、訴求していきたいポイントを打ち出していきます。
広告文に入れるべき項目として、他社との差別化点の他に、見積もり方法、エリアのキーワードがあります。
エリアのキーワードを入れる際には地域挿入機能を使用すると便利です。
リスティング広告を配信する際にはオーディエンスの設定も行います。
オーディエンスの設定はしっかりと行っていることは少ないですが、オーディエンスの設定をしておくことで、キーワードだけでなく、どのような人に対して配信しているのかというデータも取得することができます。
リスティング広告はアカウントに機械学習をさせていくことが重要で、そのためのデータを取るという意味でもしっかりと設定しておきましょう。
入札戦略の考え方は広告費によって異なりますが、広告費が少ない場合は最初はクリック数の最大化に設定して、クリック単価を抑えるのがおすすめです。
ある程度、コンバージョン数がたまってきたら目標コンバージョン単価に切り替えて、CPAのコントロールをしていきます。
許容できるCPAはキャンペーンによって異なります。例えば、ゴミ屋敷であれば平均単価が10万以上になるためCPAが2万円ほどでも十分許容できます。
一方で、単品の不用品回収であれば、1000円台に抑える必要があります。
それぞれの平均売上を算出して、どの程度のCPAにするかを決めていきましょう。
次に不用品回収のSEO対策のポイントを紹介します。
不用品回収のキーワードには種類があります。
まず、一番重要なキーワードは地域キーワードです。
地域キーワードとはその名の通り地域名が含まれたキーワードです。
「不用品回収 大阪」「不用品回収 沖縄」等が地域名キーワードにあたります。
地域名キーワードは問い合わせにつながりやすいため、優先的に狙っていくといいでしょう。
地域キーワードは都道府県・市区町村レベルまで作成していきます。地域キーワードで上位表示する方法としては、比較記事とエリアページの作成があります。
事業者としておすすめの方法はエリアページです。
地域キーワードの他に潜在キーワードもあります。潜在キーワードの例としては「冷蔵庫 処分」「洗濯機 処分」など不用品回収をする可能性のあるキーワードになります。
潜在キーワードはお役立ちコラムとして作成していくのがおすすめです。
キーワード選定をしたら記事作成に進んでいきます。記事を作成するキーワードは主に潜在キーワードになります。記事を作成する際には、いきなり記事を書き始めるのではなく、キーワードの検索意図を考えて構成を考えていくという工程が重要です。
そのキーワードで検索している人はどのような意図を持って検索しているのかということを深掘りしましょう。
検索意図を深掘りする際には関連キーワードや再検索キーワードなど周辺のキーワードをしっかりとリサーチすることが大切です。
検索意図の調査が終わったら、構成を作成していきます。構成を作成する上で重要なのは、前提・メイン・プラスアルファの流れを作ることです。
また、見出し同士の関係をMECEにすることで、ユーザーにとってより分かりやすい記事になります。
集客を始めるにあたって一番最初に用意しておきたいのがLPになります。
LPというのは1枚もののWebサイトのようなもので、主に広告を配信するにあたって使用するものになります。
不用品回収業者のLPは即日対応や最安値など同じような訴求になりがちですが、同じような訴求をしていても価格競争になってしまいます。
おすすめのLPの訴求方法は安心・安全を訴求する方法です。不用品回収業者には古物商の許可などを取得せずに営業を行っている業者もいるため、そのような業者とは異なるということをしっかりとアピールすることで安心感につながります。
LPに入ってきたユーザーに対して、どこで問い合わせができるかということを明確にする事は問い合わせを増やしていくうえで重要です。
CTAは問い合わせを簡単にする役割を持っているため、他の部分よりも目立たせることが重要です。
問い合わせフォームの項目はできるだけ簡易的にすることで、問い合わせの件数を増やすことができます。
問い合わせの項目が多いほど質の高い問い合わせを獲得できることは確かですが、それ以上に問い合わせの機会損失をしてしまうというデメリットが大きいです。
フォームの改善は簡単にできる部分なので、問い合わせが少ないという場合は対応してみてください。
次に不用品回収業者のMEO対策のポイントを紹介します。
MEO対策では、投稿の更新頻度が重要なポイントになります。
投稿機能では、最新情報やイベントなどを投稿することができますが、不用品回収業者であれば、事例などを掲載するのがおすすめです。
また、料金プランやサービス内容の情報も定期的に更新しておくとよいでしょう。
投稿の更新と同様に画像の更新も重要なポイントです。不用品回収で更新すべき画像は実際の作業中の写真などです。
作業中の写真やスタッフの写真を入れておくことで、問い合わせをする際に安心感が増します。
ビジネス情報の充実はMEOを開始する時点でやっておきましょう。
ビジネス情報には対策したいキーワードを重点的に入れるようにしていきます。
不用品回収業者であれば「不用品回収」「ゴミ屋敷」「遺品整理」に加え、地域名は確実に入れておきたいキーワードです。
さらに検索されやすい「軽トラ積み放題」「安い」「即日」なども入れておくと検索にかかり安くなります。
ディスプレイ広告を配信するうえで、重要なのがバナーです。
バナーには文字を入れすぎてしまうと分かりにくくなってしまうので、何を伝えるかということを絞る必要があります。
訴求ポイントを絞ったうえで、デザインはLPのデザインに合わせて作るようにしましょう。
また、不用品回収の場合は、不用品回収以外にもゴミ屋敷、遺品整理など複数の訴求を作って配信するようにしましょう。
オーディエンスは誰に配信するかということを決める設定です。例えばリマーケティングであれば、一度サイトに訪問した人を追いかけて広告を配信することができます。
リマーケティングは効果が高いため積極的に配信していきましょう。また、リマーケティングリストを作成すると自動的に類似のオーディエンスも作成されるため、類似オーディエンスも配信するといいでしょう。
ディスプレイ広告では課金ポイントをコンバージョンに設定することができます。
一般的なリスティング広告であれば、クリック単価で費用を支払いますが、コンバージョン課金は設定したコンバージョン単価で費用を払うことになります。なので、コンバージョン単価500円にすればCPAが500円になります。
一定の条件がありますが、ある程度コンバージョン単価をコントロールできるので、条件に達したら積極的に活用していくことをおすすめします。
不用品回収の集客方法はわかったけど、予算がないという方もいると思います。
そこで、ここでは予算が少ない中でどのように集客をしていくべきかという方法を紹介します。
外部に集客を依頼する場合、施策の立案から実行まで数十万以上はかかることが一般的です。しかし、そのための予算を組むことができないという会社は、コンサルティングのみを依頼して、実行の部分はできるだけ自社で対応するという方法があります。
株式会社deltaでは、不用品回収業者向けのコンサルティングサービスを月5万円~実施しております。
無料相談も可能なので、集客にお困りの方はぜひ一度ご相談ください。
一括見積もりサイトへの掲載やMEO対策などは費用をかけずに集客することが可能です。大きな効果は期待できませんが、集客の費用がなければ費用のかからない集客方法から初めて、少しずつ費用のかかる集客をしていくというのがおすすめです。
創業融資や銀行からの融資、補助金などを活用するのも一つの方法です。小規模持続化補助金などはホームページ等を作成する際に活用することができるので、まずホームページだけでも欲しいという方はぜひ調べてみてください。
ここからは実際に株式会社deltaで支援した不用品回収業者様の事例を紹介します。
課題:以前の広告会社は問い合わせ件数が少なかった
成果:CPA1500円
関西ecoセンター様は元々別の会社でリスティング広告運用を行っていましたが、思ったような成果が出ず、乗り換えという形でdeltaへの依頼をしていただきました。
LPが他社と差別化ができていなかったため、deltaでLPを作り直し差別化を行いました。
そして、不用品回収を中心にゴミ屋敷や遺品整理案件にも広告を配信し、結果としてCPA1500円を達成しました。
課題:メインのキーワード以外でも上位表示をしたい
成果:アクセス数3倍の60万PV
リブート株式会社様はパソコン処分をメインに行っており、元々Webでの集客を行っていました。すでにメインのキーワードでは上位表示を達成していたものの、よりアクセスを増加させるために、潜在キーワードでの記事制作を開始。
SEO対策の実施によりアクセス数が前年の3倍に増加という結果を達成しました。
不用品回収業者の集客において、最も重要なのは現場の理解です。現場の状況が分からないまま施策を行っていても、思ったような成果が出ることはありません。
また、マーケティング会社に丸投げでも上手くいかないので、協力して集客を行っていく必要があります。
株式会社deltaでは、不用品回収の集客を中心に支援をさせていただいており、業界に詳しい担当者もおります。
集客にお困りの方はぜひ一度お声がけください。
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